もう「牌が混ざっていない」と言わせるもんか 麻雀・全自動卓誕生から44年 メーカーが2ミリの閃きで完成させた会心作と苦悩の歴史 麻雀 2020/10/24 01:29 拡大する 麻雀をリアルに楽しむ人であれば、既に触れたことがない人の方が少ないのでは、と思われるほどに普及した「全自動卓」。1976年に最初の全自動卓が世に出てから、もう44年になる。当時の麻雀ブームの後押しもあり、多くの雀荘に導入されたが、その時からユーザーに言われてきたのが「牌が偏っている。混ざっていない」というものだった。革新的ではありながら、手で混ぜるよりも偏ると言われ続けてきた長年の課題を克服したのが、業界最後発にして、今や最大手である大洋技研。10月19日に発表した最新機(AMOS REXX III)では、牌の撹拌率を高めるだけでなく、自動で手元に配られた牌の上下を揃えるということにも成功した。この画期的な卓をどう作り上げたのか。また、この卓にたどり着くまでの苦労の歴史とは――。 続きを読む 関連記事