将棋界の人気者が、熱く闘志を燃やしている。AbemaTV「花の三番勝負 白黒はっきりつけましょう」の第1局で、室谷由紀女流二段は同い年のライバル、香川愛生女流三段と激突する。「彼女(香川)がいなければ、私はここまでやれていない。でも私は常に彼女より下」と剥き出しの対抗心を見せた。
 2年連続で女流棋士の最多対局賞を受賞した室谷女流二段だが、もともと描いていた未来予想図とはだいぶ違う。「10代の時の自分が描いた23、24、25歳の理想像とは違いました。もっと将棋で活躍しているはずだった」と、苦悩を口にした。「自分の将棋は長所も短所もないなと。調子というよりは実力が足りていないですね」と、自己評価はかなり厳しい。