総務省の家計調査を元にした、上半期の餃子への「支出金額」と「購入頻度」で、宮崎県宮崎市がこれまでシーンを牽引してきた栃木県宇都宮市と静岡県浜松市を抜いて1位に躍り出た。
 実は日本有数の餃子県だった宮崎。イベントも多数開かれるなど、餃子がソウルフードとして県民から愛されてきたという。
 餃子事情に詳しい「焼き餃子協会」の小野寺力・代表理事は「もともと宮崎は餃子の購入金額で3位、4位に付けていた。日本の餃子を語る上で、宮崎は外せない」と語る。「宮崎は宇都宮や浜松に比べ、観光客向けというより地元の方が消費する傾向が強い。地元の人が毎日食べるために作られているので、安くてうまい。しかも生餃子を買って来て家で食べることが多い地域だ。それが“緊急事態宣言”でブーストした」。