8日、東京・池袋で車を暴走させ、母子をはねて死亡させた罪などに問われている飯塚幸三被告の初公判が開かれた。公判後、遺族らが会見を行った。
 旧通産省・工業技術院の元院長飯塚幸三被告(89)は昨年4月、豊島区で車を暴走させ、松永真菜さん(当時31)と娘の莉子ちゃん(当時3)をはねて死亡させたほか、9人に重軽傷を負わせた罪で起訴された。
 遺族である松永拓也さんは会見で「事故から1年半経ち、ようやく第1回公判を迎えることができた。この1年半のあいだ、私たち遺族は本当に悲しみと苦しみと向き合いながら生きてきた」とコメント。