政府の男女共同参画基本計画案の改定案について自民党が開いた「選択的夫婦別姓」に関する会合。
党女性活躍推進特別委員会の森まさこ委員長は「後退しないよう、皆さんの意見を十分に入れて作らせていただいた」と述べたものの、取りまとめられた修正案からは「選択的夫婦別姓」というワードが消え、「夫婦の氏に関する具体的な制度の在り方に関し、さらなる検討を進める」と、5年前よりも後退する形になっている。
婚姻によって名字が変わることで女性のキャリアが途絶えることなどから、名字を選択できるようにするための制度。ただ、生まれてきた子どもの名字はどうするのか、といった課題から、前向きな政府案に対して自民党内から反発の声が次々上がっていた。