将棋の藤井聡太王位・棋聖(18)が2月18日、竜王戦2組ランキング戦で広瀬章人八段(34)と午前10時から対局を開始した。デビュー以来、ランキング戦無敗の21連勝、4期連続優勝を果たしている中、史上初の5期連続優勝に向けた一局。将棋に集中するため高校の自主退学したことも明らかになった中、タイトル経験もある実力者相手に新たな快挙に向けて一歩前進できるか。
藤井王位・棋聖は、デビューから出場し続けている竜王戦ランキング戦で、6組から3組まで、全てのクラスで優勝。決勝トーナメント出場とともに、昇級を決めてきた。まだ挑戦権獲得には至っていないが、年々対戦相手のレベルが上がる中で、無敗の21連勝は圧巻のひと言だ。
今期から参戦している2組は、これまで以上に実力者揃い。反対側のブロックには、竜王だけで11期獲得した「ミスター竜王」こと、渡辺明名人(棋王、王将、36)がいる。本局で対戦する広瀬八段も竜王、王位とそれぞれ1期、獲得経験があり、指折りの実力者だ。
両者の過去の対戦成績は2勝1敗で藤井王位・棋聖がリード。初対戦は藤井王位・棋聖が最年少で全棋士参加棋戦優勝・六段昇段を決めた朝日杯将棋オープン戦の決勝。2局目は最年少でのタイトル挑戦がかかる王将戦挑戦者決定リーグの最終局で、藤井王位・棋聖が勝勢で最終盤を迎えたところで、大逆転負けを喫した。第3局では翌年の王将戦挑戦者決定リーグで、この時は藤井王位・棋聖が勝っている。
本局の持ち時間は各5時間で、振り駒の結果、先手は藤井王位・棋聖。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)