兵庫県明石市の泉房穂(ふさほ)市長の発言に、注目が集まっている。発端は1週間前の大阪府・吉村知事の会見だ。
「社会の不安や危機を解消するために、個人の自由を大きく制限できる強い措置、国家の仕組みが必要だと思う」(吉村知事)
 吉村知事が語ったのは、個人の自由に対して制限を加える、いわゆる“私権制限”の必要性だ。これに対し、泉市長は強い憤りをあらわにした。
「弁護士資格を持っている者が、“私権制限”について軽々に言うなんてことは、少なくとも司法試験を通った者としては許されない」(泉市長)