ABEMAは、将棋チャンネルにおいて6月29日に開幕するお~いお茶杯王位戦七番勝負の全対局で、カメラを切り替えられるマルチアングル放送を行うことを24日、発表した。
【中継】お~いお茶杯第62期王位戦七番勝負第一局 1日目 藤井聡太王位 対 豊島将之竜王(マルチアングル放送)
王位戦は昨期、藤井聡太王位(棋聖、18)が木村一基九段(48)から4連勝で奪取に成功。史上最年少でのタイトル二冠と八段昇段を果たした。今期は、先に開幕した棋聖戦五番勝負で渡辺明名人(棋王、王将、37)の挑戦を受けているが、この渡辺名人に次ぐ序列2位なのが豊島将之竜王(叡王、31)。過去の対戦成績でも豊島竜王が6勝1敗と勝ち越しており、藤井王位にとっては難敵を挑戦者として迎える形になっている。
ABEMAでは、この注目の七番勝負を全局生中継することに加え、棋聖戦五番勝負から導入しているABEMAプレミアム会員限定のマルチアングル放送の導入を決定。対局者の表情をとらえ続ける「藤井聡太王位ずーっとカメラ」「豊島将之竜王ずーっとカメラ」のほか、「SHOGI AI」による勝率や最善手の表示がない盤面映像、さらには現地にいる立会棋士などの様子も見られるなど、常に3つの視点を切り替えながら見ることができる。序盤、中盤、終盤と局面によって変わっていく棋士の表情は、対局の結果とともに注目だ。