11日で発生から6年が経つ東日本大震災。発生直後に行われた約2万4000人のアメリカ軍兵士による大規模な被災地支援活動により、多くの被災者が救われた。今もなお感謝し続けている日本人も多いこの活動は“トモダチ作戦”として美談で語られることも多い。しかし、その兵士達の現状は意外なものだった。
トモダチ作戦の終了後、作戦に参加した原子力空母「ロナルド・レーガン」の乗組員の一部が健康状態の悪化を訴えていたのだ。作戦中、福島県沖で放射線に被ばくしたという彼らは「原発事故について正確な情報を知らされていなかった」として2012年12月に東京電力などに対して損害賠償を求めてアメリカ連邦地裁に裁判を起こした。