あす10月1日から、消費税率が8%から10%に引き上げられる。増税前の最後の休日となった週末、百貨店やホームセンターなどには駆け込み客が殺到した。
 一方で、商店街は迫りくる日に向けて大わらわだ。東京・品川区の戸越銀座にあるリサイクルショップ「ZACK戸越」では29日、値札の貼り替えが追いつかないため、税別であることを手書きで表示する対応に追われていた。
 また、店内飲食“10%”と軽減税率が適用される持ち帰り“8%”の扱いに迷う飲食店も。からあげなどを販売する「鶏&デリ 戸越銀座」ではイートインのスペースを設けているが、持ち帰りとして買ったものを「やはりすぐ食べたい」と店内で食べていく人もいるという。そうなると消費税は店内飲食の10%となるはずだが、店長の宮川秀雄さんは「一番苦笑いするパターン。ウチの場合(店内飲食を明確に分ける)敷居がないので…。その金額の2%を下さいはちょっと言いづらいので、どうなるか」と話す。