台東区がホームレスの避難所利用を拒否した問題が波紋を広げている。
経緯は次のようなものだった。12日、台東区では土砂災害の危険がある地域向けの避難所を2か所、自宅が不安な人向けの自主避難所を2か所、そして外国人観光客などの緊急滞在施設を2か所開設していた。このうち、自主避難所となっていた忍岡小学校をホームレスの2名が訪れ、住所を記入するように求めた区の担当者に「住所不定」と答えたことから、災害対策本部に判断を仰いだところ、「区民が対象なので利用は難しい」とされたため、2人はそのまま帰っていったという。