DDTのビッグマッチ、11月3日の両国国技館大会『Ultimate Party』で数々のタイトル戦に負けない注目を浴びているのが、ケニー・オメガの出場だ。ケニーにとってDDTは日本での出世のきっかけとなった“古巣”。今回は久々の参戦となる。新日本プロレスでIWGPヘビー級王者になるなどブレイクを果たし、現在はアメリカの新団体AEWの選手兼副社長だ。
 両国国技館での対戦カードは、ケニー&里歩vsアントーニオ本多&山下実優。フリーの里歩はAEW女子王者になったばかり。山下は東京女子プロレスのエースだ。男女ミックスマッチ、またアントンことアントーニオ本多がコミカルな試合を得意としているため「せっかくケニーが出るのにこのカード?」と感じたファンもいるようだ。ただ新日本以前のケニーは路上プロレスや笑いの多い試合、女子選手との試合も得意としていた。その幅の広さがあるからこそ一流なのだとも言える。DDTらしい試合、他ではできない試合という意味では“さすが”のマッチメイクではないか。実はこのカード、ケニーの希望で決まったものだという。