来日中のローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇。82歳ながら過密なスケジュールをこなし、24日に長崎と広島を訪問、翌25日午前は、東京での「東日本大震災被災者との集い」で講話、皇居で天皇陛下と歓談、夕方には安倍総理とも会談した。
 さらに日中には東京ドームで5万人が参加する巨大ミサに参加、専用車「パパモービレ」に乗った教皇が登場すると、会場からは割れんばかりの歓声が。手を振りながら、時折子どもたちの前で車を止めて、キスをするなど参加者と触れ合いながら15分かけて会場を回り、「日本には社会的に孤立している人が少なくない。社会が支え合う場としての機能を果たせていない」と呼びかけた。一方、会場の外にはまるでコンサート会場のような来日記念グッズのショップが並び、Tシャツやトートバッグなどを求めて長蛇の列ができ、早々に売り切れになる商品もあったようだ。