将棋の竜王戦七番勝負第5局2日目が12月7日、島根県鹿足郡「藩校 養老館」で始まった。前日、55手目を初の竜王位を目指す豊島将之名人(29)が封じ手。午前9時前に開封され、広瀬章人竜王(32)の手番で再開した。
 同シリーズは開幕から豊島名人が一気に3連勝。史上4人目の「竜王・名人」に王手をかけたが、第4局で広瀬竜王が初勝利。史上3例目となる七番勝負での「3連敗から4連勝」に向けて反撃を始めた。過去の対戦成績は豊島名人の10勝9敗と拮抗。本局の結果次第では、まだまだもつれるシリーズになる可能性もある。