2018年に起きた日大アメフト部の悪質タックル問題で同大を解雇された井上奨元コーチ(30)が今月13日、AbemaTV『AbemaPrime』の独占インタビューに応じた。テレビカメラの前に姿を見せるのは、内田正人前監督と2人で記者会見に出席した去年5月以来、実に1年7カ月ぶりのことだ。
「自分から見た騒動の真相を歴史に残したい」という思いを抱きながらも、周囲からの「再びメディアに叩かれ、傷つくだけ」との意見を受け、一切のメディア対応を控えてきた井上元コーチ。一方、事件当時から競技関係者の協力も得つつ、この問題を多角的に検証してきた番組では、当事者である井上元コーチへの取材交渉を重ねてきた。日大からの懲戒解雇が下りてからは報道は下火となり、世間の関心も薄れつつあったが、今年11月に検察が嫌疑不十分として不起訴処分を決定した。刑事責任は問われないことが確定したこと、そして、周囲の理解も得られたことから、今回の取材が実現した。