新型コロナウイルス感染拡大に伴い外出自粛やテレワークが求められる中、髭を伸ばす男性が増えているようだ。
▶動画:横浜流星もワイルドな"自粛髭"!髭を伸ばす男性の”3つの心理”とは?
芸能界では、俳優の横浜流星(23)がInstagramで髭をたくわえた姿を公開。普段のさわやかなイメージとは一変、ワイルドな雰囲気の写真には45万以上のいいねが付き大反響となった。
さらに、お笑いコンビ・オードリーの若林正恭(41)も髭のある時と無い時の比較写真をInstagramに投稿。髭を伸ばしていたが、テレビ番組の収録のタイミングで剃ったようで「髭剃りたくなかったな」とのコメントから、自身の髭姿を気に入っていた様子が伺える。
実際に、Twitterでも「自粛中に髭が伸び放題」「自粛で髭がどこまで生えるのかチャレンジ」「自粛期間中ずっと髭剃ってないな」「自粛中剃らなかったらサンタになれそう」など、仕事相手や知人に会わない自粛期間中にしか楽しめないであろう髭姿を楽しんでいる人の声が見られる。
明星大学准教授で臨床心理士の藤井靖氏によると、心理学自粛期間に髭を伸ばしたくなる男性の心理には3点の”掛け算”があるという。
まず一点目に、自粛期間でそもそも髭を剃る必要がないことだ。髭剃りは朝の一大仕事であるうえに、肌も荒れがちになってしまうため剃るのが面倒になる心理が働くのでは、と考察。二点目は、「新たな自分と出会いたい」という向上心や変身願望の表れだという。この機会を利用して新しい自分を演出して楽しんでいるのではないか、とのことだ。最後は、野性味やワイルド、アウトローなど「男性の象徴の誇示」に対する無意識の憧れがあるのではという推測だ。
コメンテーターで東京工業大学准教授の西田亮介氏は、藤井氏の解説に共感したようで「アウトロー(願望)っていうのはあって。日本の社会だと、真面目な職だと髭を伸ばしたら駄目なわけです。僕は、まともじゃなさそうでありたいと思っているのでずっと髭を生やしています」とコメントした。
(ABEMA/『けやきヒルズ』より)