酒好き棋士として知られる行方尚史九段(46)だからこその“てへぺろ”だ。プロ将棋界初の団体戦「第3回AbemaTVトーナメント」に木村一基王位(46)、野月浩貴八段(46)という同い年3人組で出場する行方九段だが、決起集会として行われた収録に40分遅刻。「まあ、二日酔いです。行きつけの店に行ったら、ばったり知り合いと会っちゃって…」と、酒好き感溢れる理由をあっさり暴露。さらには「今日も収録終わったら、行こう!」とノリノリだった。
行方九段は1993年4月に四段昇段し、名人、王位といったタイトルに挑戦した経験もある実力者。プライベートでは大の酒好きであるのはファンの間で有名で、インタビューなどでも度々、酒に関するエピソードが披露されている。
団体戦を前に結束力を高めようという主旨で行われた収録だが、リーダー木村王位からは冒頭のあいさつで「集合時間後に来た行方九段と、集合時間前に来た野月八段」と紹介されてしまった。ただ当の本人は悪びれる様子もなく、その後のトークテーマで「休日の過ごし方」が出た際には、木村王位が「もうわかりきってる」、野月八段も「ヒントを聞かなくてもわかる」と言うほどだった。
外れることなく答えは「酒」だったが、行方九段の休日を細かく聞くと「昼間ぐらいの時間に起きて、ちょっと軽く体を動かす。自分の中ではそれを免罪符にして」酒を飲むのだという。場所もあちこち変えるらしく、収録前日には行きつけの店で知り合いと偶然会ったことから、深い酒になったようだ。「それで40分遅刻してきました。すいません」と謝ったものの、直後に「今日も収録終わったら、行こう!」と満面の笑みで2人を誘うあたり、根っからの酒好きがまたしても証明される形となった。
◆第3回AbemaTVトーナメント
持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行い、1回の対戦は三番勝負。3人1組の12チームが、3チームずつ4つのリーグに分かれて総当たり戦を実施。1対局につき1勝を1ポイント、1敗を-1ポイントとし、トータルポイントの多い上位2チーム、計8チームが決勝トーナメントに進出する。優勝賞金1000万円。
◆出場チーム&リーダー
豊島将之竜王・名人、渡辺明三冠、永瀬拓矢二冠、木村一基王位、佐藤康光九段、三浦弘行九段、久保利明九段、佐藤天彦九段、広瀬章人八段、糸谷哲郎八段、稲葉陽八段、Abemaドリームチーム(羽生善治九段)
(ABEMA/将棋チャンネル)