将棋の最年少棋士・藤井聡太七段(17)が6月28日、ヒューリック杯棋聖戦五番勝負の第2局に勝ち、第1局に続けて連勝、タイトル獲得の最年少記録に王手をかけた。対戦相手の渡辺明棋聖(棋王、王将、36)も「大胆な指し方でこられた。一気にダメになった」と話す快勝。藤井七段は、タイトル戦で初めて着た和服には「長時間の対局で着るのは初めてで、どんな感じかわからないことはあったが、着てみると思ったより快適で、普段どおりにやれたかなと思います」ともコメントした。対局の前には、地元・愛知で殺害予告など雑音も立つ中、動揺を見せずに17歳の天才棋士が集中力を発揮した。