一般的に育ち盛りの17歳と、50代の声も聞こえてきた47歳であれば、体力を比べれば前者が勝つと思うところだろう。ところが「将棋の強いおじさん」は、天才棋士と呼ばれる若者をも凌駕する“将棋体力”の持ち主だ。王位戦七番勝負で、藤井聡太七段(17)の挑戦を受けている木村一基王位(47)は、長時間・長手数の対局をむしろ得意としているほどの体力を誇っている。