「コロナがいつまで続くか分からない状態で、やはり将来の不安ですね。これがいつまで続くのか」
 こう話すのは、京都・宇治市で約130年以上続く老舗旅館「亀石楼」で働く、金丸公大さん。世界遺産の平等院にほど近い宇治川のほとりに佇む亀石楼は、川のせせらぎとともに京都の風情を現代に残してきた。そんな歴史あるこの老舗旅館にも、新型コロナウイルスの脅威が降りかかった。