将棋の名人戦七番勝負第4局が7月27、28日に東京都文京区のホテル椿山荘東京で行われ、挑戦者の渡辺明二冠(36)が豊島将之名人(竜王、30)に101手で勝利し、シリーズ成績を2勝2敗のタイに戻した。1日目から激しい展開になった一局は、終盤に入ってから豊島名人の一手を契機に、形勢が大きく渡辺二冠へ。チャンスを逃さず、一気に寄せ切った。