<大相撲九月場所>◇七日目◇18日◇東京・両国国技館
前頭十五枚目の一山本(二所ノ関)が前頭十三枚目・剣翔(追手風)を押し出して2勝目を挙げた一番で、土俵下に押し出された剣翔の様子に館内が騒然となり、勝った一山本が心配のあまり思わず二度見をする場面があった。
剣翔は今場所、発熱によって四日目を休場。のちにPCR検査を受けて新型コロナウイルスの陰性が確認され、五日目から土俵に戻ってきている。取組前、ABEMAでゲスト解説を務めた元横綱・若乃花の花田虎上氏は剣翔について「昨日も諸手突きでね。右足の蜂窩織炎(ほうかしきえん)ですか…足の色が変わっていますね。離れて相撲をとっていますね」と言及。右足の状態を慮る場面も見られた。
立ち合い諸手突きで攻めた一山本は、頭を下げると上体が高いままの剣翔を一気に土俵の外へ押し出した。その直後、土俵下に追いやられた剣翔が右足をかばうようにしてよろめきながら土俵下に転がると、館内からは「おぉ」というどよめきが起こった。ただならぬ雰囲気を察した一山本は、後ろを軽く振り返った後、土俵下の剣翔を心配した様子で二度見した。
2勝目を挙げた一山本について花田氏は「きょうはよく出ていた。剣翔が連日離れて相撲を取っていることを分かっているので、一山本は前に出ていった。剣翔としては右の足に触れられたくないので、腰を引いた状態。前に出てこられたら、残ることができない」などと話し、勝因を解説。さらに、しばし立ち上がれない剣翔の様子を見るなり「ちょっと足…打ったのかな」と心配そうに切り出すと「私も現役中になったことありますけども、少しでも当たると蜂窩織炎は痛くて動けないですからね」と話した。一連のやり取りを聞いた視聴者からは「右足痛々しい」「可哀そう」「足が真っ赤だ」などといった心配の声が多数寄せられていた。なお、敗れた剣翔は4敗目を喫した。
その後、痛みに耐え右足を引きずるようにして土俵に上がった剣翔に対して、館内からは拍手が送られていた。(ABEMA『大相撲チャンネル』)
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