「SUNTORY 将棋オールスター 東西対抗戦2021」の東京予選Aブロックが9月19日に行われ、決勝で戸辺誠七段(35)が梶浦宏孝七段(26)に勝利、東京での予選では1人目の決勝進出者となった。
【中継】SUNTORY 将棋オールスター 東西対抗戦2021 東京予選Aブロック
振り飛車党で“戸辺攻め”とも言われる攻め将棋が特徴の戸辺七段は、準決勝で渡辺明名人(棋王、王将、37)と対戦。早指しの団体戦「第4回ABEMAトーナメント」ではチームメイトだったが、ここでは戸辺七段が三冠保持者から金星。決勝に駒を進めていた。
決勝も、同じくABEMAトーナメントに出場し早指しでもトップクラスの実力を誇った梶浦七段との対戦になったが、先手番から得意の中飛車、さらに穴熊に囲い、早指しで戦いやすい形を選ぶと、梶浦七段の銀冠を確実に攻略。玉の耐久力で上回り、得意の攻めを炸裂させる快勝を収めた。
◆SUNTORY 将棋オールスター 東西対抗戦2021 ファン投票による選出(東西各2人)、予選(東西各3人)、決勝戦(東西各5人)によって構成される。12月下旬に開催予定の決勝では、個人戦と団体戦のポイント数で優勝チームを決定。対局は全て持ち時間なし、初手から1手30秒未満で行われる。先手・後手は振り駒。
(ABEMA/将棋チャンネルより)