豊昇龍、豪快な一本背負いで若隆景を撃破 荒磯親方「この相撲はちょっと考えられない」
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大相撲九月場所>◇九日目◇20日◇東京・両国国技館

 前頭筆頭・豊昇龍(立浪)が前頭三枚目・若隆景(荒汐)に一本背負いで勝利。あまりの見事な豪快な投げに解説を務めた元横綱・稀勢の里の荒磯親方は「過去最高の一本背負いかもしれない」と評した。

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 立ち合い、若隆景が突いて出ていき、豊昇龍は土俵際まで追い込まれた。ここで差されそうになった相手の右腕を抱えて網打ちを繰り出そうとしたが、若隆景はこらえた。すると、次の瞬間、豊昇龍は、その右腕を持って豪快に一本背負いを決めた。行司軍配は若隆景に上がったが、物言いがつき協議の結果、差し違えで豊昇龍の勝ちとなった。

 完璧な一本背負いに館内は興奮に包まれた。ABEMAで解説を務めた元横綱・稀勢の里の荒磯親方は「若隆景の攻めも完璧でしたけど、豊昇龍の足腰ですよね。これは過去最高の一本背負いかもしれないですね。この相撲はちょっと考えられないです」と感嘆した。

 豊昇龍は、元横綱・朝青龍の甥。今場所は途中休場があったため、3勝4敗2休。若隆景は4勝5敗となった。(ABEMA/大相撲チャンネルより)

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