将棋の藤井聡太三冠(王位、叡王、棋聖、19)が9月30日、順位戦B級1組で横山泰明七段(40)と現在対局中だ。相掛かりから始まった一局は、午後6時までの夕食休憩までに43手目まで進行。形勢は藤井三冠がやや有利、持ち時間も藤井三冠が30分リードしている。上位2人までのA級昇級に向けて、藤井三冠は4勝1敗で現在3番手。13人の総当たりで、1人あたり12局指すリーグ戦の折り返しとなる一局で、1敗を維持できるか。
【中継】順位戦 B級1組 第6回戦 藤井聡太三冠 対 横山泰明七段
今期からB級1組に初参戦している藤井三冠だが、2回戦で稲葉陽八段(33)に敗れたものの、その他の4局は快勝。順位戦の通算成績は43勝2敗、勝率では.9556と飛び抜けた数字になっている。B級1組はタイトル経験者も多く、また若手の勢いがある棋士も揃うことから「鬼の棲家」とも呼ばれるが、この激戦リーグを勝ち抜いて、初のA級にたどり着けるか。
藤井三冠は今年度、タイトルを3つ獲得し、通算5期まで伸ばした。10月からは竜王戦七番勝負が開幕し、ALSOK杯王将戦挑戦者決定リーグに参戦。年度内に最多で五冠まで伸ばすことができる。ただ名人に挑戦するためには、A級で最上位の成績を残す必要があり、最短でも挑戦は来期になる。なお、来期に名人挑戦、奪取に成功すると、谷川浩司九段(59)が持つ21歳2カ月という最年少名人記録を更新することになる。
持ち時間は各6時間で、先手は横山七段。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【夕食の注文】
藤井聡太三冠 親子なんば(うどん) 横山泰明七段 親子丼
【夕食休憩時の残り持ち時間】
藤井聡太三冠 1時間49分(消費3時間11分) 横山泰明七段 1時間19分(消費3時間41分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)