個人戦優勝・伊藤沙恵女流三段、強豪2人を指名も重複なし「すんなり行き過ぎてびっくりした」/将棋・女流ABEMAトーナメント
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 競合覚悟の指名も、すんなり行ってびっくりした。女流による早指し団体戦「第2回女流ABEMAトーナメント」のドラフト会議が10月2日に放送された。個人戦だった第1回大会の優勝者・伊藤沙恵女流三段は1巡目に石本さくら女流二段、2巡目に室谷由紀女流三段を指名した。「重複するのを覚悟でいったので、すんなり行き過ぎてびっくりしました。みなさん色が出て、チームそれぞれ魅力的です」と、ドラフトの結果を振り返った。個人戦優勝者は、どんな戦いぶりでチームを引っ張っていくのか。

【動画】第2回女流ABEMAトーナメント ドラフト会議

 もともと団体行動も得意ではないタイプ。リーダーという役割に不安を感じた理由があった。「売り込みが全くなくて…それも不安要素の一つでした。私のチームに入りたくないのかなって(笑)。そういう不安は結構ありましたね」。男性棋士の大会では、各チームのリーダーにそれとなく売り込みがあったことは、大会を見ていて知っていた。「私自身、リーダーという格だと本当に思っていなくて。実績もないですし…」と、恐縮する言葉が続いたが、チームメイトの話になると、ちょっとずつ前向きになってきた。

 まずは1巡目で選んだ石本女流二段。「近年、いろいろな棋戦で活躍されている、勢いのある若手です」と、昨年12月に二段昇段を果たしたホープだ。また室谷女流三段は経験も豊富で、度胸も十分。「人柄も明るくて、場を盛り上げてくださる方。形の上では私がリーダーなんですが、たぶん室谷さんが引っ張っていく感じになるかと」と、ムードメーカーとしての役割を大いに期待した。

 では伊藤女流三段は、どんなリーダーをするのか。やはり将棋だ。「リーダーが勝たないとチームもなかなか士気が上がらないと思うので、そういう意味で責任は感じています」と、いい内容で戦い、勝つ、背中で語るタイプを目指す。「可能であれば練習はしておきたいですね。石本さんは初めての出場にもなります。ぶっつけでフィッシャールールは厳しいものがあるので、感覚だけでも掴んでおいてもらえたらと思います」と、個人戦で戦った経験は十分に伝えるつもりだ。

 戦いの前に、チームのメンバーでは交流を深める動画を収録するのが定番になっているが、「バンジージャンプとか、ゲテモノ食べるとかだけはご勘弁願いたいです」と、第4回ABEMAトーナメントで体を張りまくったチーム糸谷の件を持ち出し、微笑んだ。この時の微笑みが大会中に見られれば、それはチーム伊藤が勝利に近づいている時の合図だ。

◆第2回女流ABEMAトーナメント 第1回は個人戦として開催され、第2回から団体戦に。ドラフト会議で6人のリーダー棋士が2人ずつ指名し、3人1組のチームを作る。各チームには監督棋士がつき、対局の合間にアドバイスをもらうことができる。3チームずつ2つのリーグに分かれ総当たり戦を行い、上位2チームが本戦トーナメントに進出する。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールール。チームの対戦は予選、本戦通じて、5本先取の9本勝負で行われる。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

【動画】第2回女流ABEMAトーナメント ドラフト会議
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【動画】チーム伊藤のメンバーでクッキー作り
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