銀座にあるビルの一室、看板には「イケメン製作所」と書かれている。一体、何の店だろうか。
【映像】「イケメン製作所」30代男性の眉毛ビフォー&アフター(1分50秒ごろ〜)
「男性の顔をかっこよくするためのお店です」
ここは散髪のほか、眉毛の手入れやまつ毛パーマ、メイクなど、さまざまな美容メニューを受けられる男性専用のサロン。実はいま、こうしたサロンが若い男性のみならず、中年男性にも人気を集めている。
実際、このイケメン製作所でも去年7月、30歳未満と30歳以上の客の割合が逆転。特に40歳以上の割合はコロナ禍前に比べ、20ポイント増えているという。
「リモートワークがきっかけなんじゃないかってことは言われています。30~50代の方のビジネスマンになると、未来の予定が決まっているので、それに向けて『ここまでにこうしておきたい』と、1カ月先くらいの予約を入れてくださる方もいます」(イケメン製作所・手塚拓海CEO)
店を訪れていた、30代の男性客は「営業職で来月から外に出ることが多くなるので、目元だけでも直しておこうかなと思って」と話す。
その後、なりたいイメージに合わせて眉毛の形を整え、メイクをしてもらった男性。1時間ほどの施術で、整った眉毛と肌が整い、清潔感あるイメージに。中には、二重まぶたのメイクを希望する男性もいるという。
さらに、美しくなりたい男性の願望はメイクだけにとどまらない。SNSに投稿された数々の美女の写真。よく見ると、鏡に映っているのは男性の姿。一体、何が起きているのだろうか。
ある50代男性は、コロナ禍で“おうち時間”が増えた1年ほど前から、自身の写真の加工を始めた。加工アプリを使って、男性から女性の姿に変身し、「加工女子」いわゆる「カコジョ」を楽しんでいる。毎日SNSに投稿する写真は、1枚平均20分程度、長い時には4時間ほど撮影と加工に時間をかけているという。
「綺麗だというだけではなく、親族に似てくるっていうところもあって。ただ単にかわいくするだけではなく、妙に納得できるところがあって、それでどんどんハマっていきました」(50代男性)
▲テレビ朝日・布施アナウンサー
試しにテレビ朝日・布施アナウンサーの写真を加工してもらったところ、男性が作業を始めてから、およそ30分。布施アナの面影を残しつつ、写真の中の人物は可愛らしい女性に変身した。
「もともとの自分の顔がベースになっていますから、どういうふうに加工で変わったとか、魅力が増していくかとか(が分かる)。もともと、持っている自分のもので加工を重ねていくというのが、とても楽しいです」 (『ABEMAヒルズ』より)
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