近年、大きな注目を集めるようになった将棋界。藤井聡太三冠(王位、叡王、棋聖、19)が最たるものだが、華やかで、かつ凛とした表情で戦う女流棋士にも、その盛り上がりが伝わっている。里見香奈女流四冠(29)、西山朋佳女流三冠(26)がタイトルを二分し、さらに次世代の若手女流がその座を脅かそうと、次々に台頭している状況だ。永世名人の有資格者である森内俊之九段(50)も、「この数年、女流棋士の活躍の場も増えてきて、それに伴って実力もすごく向上しました」と目を細めている。この成長が持続すれば、将棋界に新たな未来が開けそうだ。