「悔しいというか、悲しいというか。私の仕事って何だっけみたいな(笑)。たまに思うんですよね」。
全国的に苦境に立たされている舞台芸術の世界。本当に幕が上がるのか…そんな不安を抱えながらも、わらび座の役者・佐々木亜美さんは今日も稽古に励んでいる。そこには、コロナ禍だからこそ舞台から届けたい想いがあった。(秋田朝日放送制作 テレメンタリー『舞台に立ちたい-コロナ禍で迎えた劇団70年-』より)
秋田県仙北市にある、田んぼに囲まれた劇場。ここを拠点に活動する「劇団わらび座」で役者をしている佐々木さん。県内の高校を卒業後、すぐに劇団の養成所に入り、今年で入団4年目となる。