レジェンド清水市代女流七段「もう帰らせて…」「至福の時」発言・仕草が毎回かわいいとファン絶賛/将棋・女流ABEMAトーナメント
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 女流棋界のレジェンドが見せた素の表情、言葉の数々が、ファンの心に刺さりまくりだ。女流による早指し団体戦「第2回女流ABEMAトーナメント」の予選Aリーグ第1試合、チーム里見とチーム山根の対戦が10月9日から配信された。チーム里見のメンバーである清水市代女流七段は、リーダー里見香奈女流四冠に次ぐ通算タイトル43期を誇るレジェンド。現在は、日本将棋連盟の常務理事も務めている。対局ともなれば、その威圧感で相手を圧倒することもあるが、盤を離れた時に見せたものは、実にかわいらしさ満点だった。

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 実績、肩書。それを見れば、後輩たちからは「恐れ多い」という言葉が続きそうだが、団体戦で見られたその様子に、ファンから出た反応は「乙女チックな表情にもやられた」「市代先生が終始キャピキャピしていてかわいい」というものだった。たとえば、大会初対局となった第2局。和田あき女流初段との一局では、後手番から得意の相掛かりでスタートしたものの、序盤に手痛い見落とし。なんとか粘ったものの挽回しきれず敗戦となった。この一局に、チームメイトの元に戻るやいなや「もうこのまま帰らせてください…。申し訳ないです」と反省しきり。さらに第1局で勝利していた里見咲紀女流初段に対して「咲紀ちゃん、ごめん」と謝ると、続けて「日頃の行いが…。すいません。応援に回ります。ずっと休んでます」と、とにかく謝り続けた。

 それでも里見姉妹のほんわかした雰囲気に少しずつ心を癒やされたのか、第6局では近年、めきめきと力をつけてきた若手ホープで相手のリーダー山根ことみ女流二段との熱戦に勝利。持ち時間が少なくなった後でも正確な指し回しが光り、見守っていた咲紀女流初段からは「待って!時間がなくなってから強すぎる!」と驚きの声が飛んだ。

 自身の対局は2局指して1勝1敗。チームは里見女流四冠の活躍もありスコア5-3で無事、初戦に勝利した。清水女流七段の表情もすっかり晴れやかになると、試合後のインタビューでは、チームの雰囲気を聞かれ「ひとことで言えば至福。至福の時。その上に、将棋が一日中できるので、このままずっと指していたいという思いがあります」と、喜びに浸っていた。

 日頃は対局者として、連盟理事としてとした様子を崩さない清水女流七段だが、隠された魅力が存分に表に出たことで、従来のファンだけでなく、新たなファンも虜にするそんな笑顔が見られていた。

◆第2回女流ABEMAトーナメント 第1回は個人戦として開催され、第2回から団体戦に。ドラフト会議で6人のリーダー棋士が2人ずつ指名し、3人1組のチームを作る。各チームには監督棋士がつき、対局の合間にアドバイスをもらうことができる。3チームずつ2つのリーグに分かれ総当たり戦を行い、上位2チームが本戦トーナメントに進出する。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールール。チームの対戦は予選、本戦通じて、5本先取の9本勝負で行われる。
ABEMA/将棋チャンネルより)

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【動画】山根ことみ女流二段の真っ黒ファッション
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