これが“マムシ”の恐ろしさだ。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2021」10月15日の第1試合、KADOKAWAサクラナイツ・沢崎誠(連盟)が倍満を炸裂させ、逆転で今期2勝目を挙げた。これで個人2連勝、昨年の不調を完全に吹っ切り、乗せたら怖い男が帰ってきた。
【動画】連勝に笑顔の沢崎誠

 この試合の対局者はTEAM雷電・黒沢咲(連盟)、沢崎、セガサミーフェニックス・近藤誠一(最高位戦)、赤坂ドリブンズ・村上淳(最高位戦)の並びでスタート。メンゼン高打点を武器とする4人のぶつかり合いは、戦前誰もが予想した通り、東4局までに満貫が3回飛び出すなど、高打点の応酬となった。試合は黒沢が先手を取り、それに近藤・村上が競りかける展開。沢崎は中盤までリーチも鳴きもなく、手が悪い時は守り、じっとチャンスを待ち続けた。