将棋日本シリーズ JTプロ公式戦の準決勝第1局が10月16日に行われ、豊島将之JT杯覇者(竜王、31)と、渡辺明名人(棋王、王将、37)が対局を開始した。勝者は決勝で藤井聡太三冠(王位、叡王、棋聖、19)と永瀬拓矢王座(29)の勝者と対戦。ベスト4が全員タイトルホルダーという熾烈な戦いで、まず先に頂点に近づくのはどちらか。
【中継】「将棋日本シリーズ」準決勝第一局 豊島将之JT杯覇者 対 渡辺明名人

 豊島JT杯覇者は、2007年4月に四段昇段。第33期竜王(1組以上:8期)で、順位戦A級(A級以上:5期)。タイトル歴は通算6期で「竜王・名人」を達成したこともある。棋戦優勝は、このJTプロ公式戦の2回を含む計3回。序盤の研究に優れ、中盤、終盤も隙のない指し回しを見せる実力者だ。