将棋の藤井聡太三冠(王位、叡王、棋聖、19)が10月22日、竜王戦七番勝負第2局で豊島将之竜王(31)と現在対局中だ。第1局を先勝した藤井三冠は、同シリーズでタイトル奪取に成功すれば羽生善治九段(51)が持つ最年少四冠記録、22歳9カ月を大幅に更新する。3連覇を目指す豊島竜王も巻き返しを狙う本局は、相掛かりの出だしになった。
【中継】竜王戦 七番勝負 第二局 1日目 豊島将之竜王 対 藤井聡太三冠
藤井三冠と豊島竜王は、今期3つ目のタイトル戦での対決。お~いお茶杯王位戦では4勝1敗で防衛、叡王戦五番勝負では3勝2敗で奪取と、ここまでの2つはいずれも藤井三冠が制している。3つのタイトル戦を合わせ「十九番勝負」とも呼ばれる中、竜王戦七番勝負の初戦は藤井三冠が熱戦を制した。これで通算成績では9勝9敗の五分ながら、今期に限れば8勝3敗と大きく勝ち越している。
居飛車党の両者だが、今期戦った11局の戦型は相掛かり6局、角換わり5局。前回までに相掛かりが5局続いていた。ともに将棋ソフトを活用しての深い研究にも定評があるが、本局で選ばれたのは相掛かり。これで6局連続となった。早い段階から新たな工夫が施される可能性も十分にある。
持ち時間は各8時間の2日制で、先手は豊島竜王。ABEMAでは、この対局を終了まで生放送する。また、カメラ視点を切り替えられるマルチアングル放送も実施している。
【昼食の注文】
豊島将之竜王 桜御膳 藤井聡太三冠 桜御膳
【昼食休憩時の残り持ち時間】
豊島将之竜王 6時間27分(消費1時間33分) 藤井聡太三冠 6時間24分(消費1時間36分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)