今季46本のホームランを放ち、オールスターのホームラン競争にも出場。さらに投手としても9勝を挙げるなど、投打にわたって多くのファンを魅了したエンゼルスの大谷翔平投手。そんな大谷が放った46本のホームランに元メジャーリーガーの五十嵐亮太氏が言及。4月5日の対ホワイトソックス戦で飛び出した第2号の打球音に驚いたことを明かすと、自身が被弾した経験の中から同じく衝撃を受けたホームランを放った選手に清原和博氏の名前を挙げた。
「真芯でとらえた時の打球音は“キー”というか、どこか金属音に近い高い音になる。中でも、この音を出せるバッターはなかなかいない」
そのように驚きを明かした五十嵐氏は、同じく衝撃を受けたホームランを放った選手にプロ通算2122本安打、525本塁打を記録した清原和博氏の名前を挙げると、忘れがたい対戦を次のように振り返った。
「清原さんの通算2001本目の安打でホームランを打たれたけど、その時の音がものすごかった。“真っすぐ勝負”という雰囲気があって、見送ったらボールかもしれない高めを完璧にとらえられた。音が本当にすごくて、その時ショートを守っていた宮本さんが『あの音すごかったな』というほど、ショートがビクッとなるほどの打球音だった。それだけの音を出すことができる選手は本当に限られている」
問題の対戦は2004年6月4日、神宮球場での対巨人戦だ。1回に2000本安打を達成した清原氏と五十嵐氏は9回2死ランナー無しという場面で激突する。「真っすぐ勝負という雰囲気があった」と五十嵐氏が振り返ったように、初球156キロの真っすぐは一塁側スタンドに飛び込むファウルに。続く2球目、155キロのアウトコース高めを完ぺきにとらえた打球は左中間スタンド最上段に突き刺さる豪快な一発。打った瞬間にそれと確信した清原氏はボールがスタンドに飛び込むまで放物線を見送っていた。
奇しくも大谷が右中間に放った今季2号のホームランも、97マイル(約156キロ)の高めの真っすぐだった。並みいる強打者の中でも破壊的な打球音を響かせる一打を放てる両者。その共通点について、五十嵐氏はパワーとスイングスピードを挙げると「どちらの打球も、角度があったからいいものの、ピッチャーライナーとかだったら、体に穴が開いてますよ。それほど恐ろしい打球です」と投手の立場から苦笑いを浮かべた。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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