イケメン雀士が繰り出す強烈なパンチの連続に、ファンもノックアウト？プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2021」11月4日の第1試合、KONAMI麻雀格闘俱楽部・滝沢和典（連盟）が昨期まで在籍したEX風林火山を含むライバルチームに、5局連続のアガリを決めるなど活躍、今期2勝目を獲得した。
【動画】古巣相手に今期2勝目の滝沢和典
この試合の対局者はU-NEXT Pirates・石橋伸洋（最高位戦）、滝沢、TEAM雷電・本田朋広（連盟）、EX風林火山・二階堂亜樹（連盟）の並びでスタート。滝沢は東1局、満貫で先制点を奪取。東2局では親番を迎え、鳴きでライバルへプレッシャーをかけると、2900点のアガリで連荘に成功した。続く1本場、「今日はあまり難しい手が来なかったが、唯一あの局だけ、自分で『おおっ』と思った」と語った妙手が出る。
ソウズが5・7・9とあるところから、滝沢は5索を切ってリーチ。ドラが6索だけに9索を選択する手もあるが、ここはアガリやすさを重視した実戦的な一手に出た。これをツモってリーチ・ツモ・赤・裏ドラの1万2000点（＋300点）をゲット。これで3局連続のアガリとすると、決まり手が出たのは続く2本場、わずか4巡目でリーチをかけると、一発でツモってこれが親跳満となりダントツに。そのまま逃げ切って今期2勝目を獲得した。
終わってみればリーチは4回、アガリは実に6回と圧巻の内容。勝利者としてインタビューに登場した滝沢は「勝つ時はこういうものかという感じ。あまり難しい手は来なかった」と淡々と振り返った。
この日はEX風林火山の公式Twitterアカウントから果たし状を受けており、チームメイト・佐々木寿人（連盟）との“タキヒサ”に対して相手は亜樹、そして二階堂瑠美（連盟）の“ルミアキ”のぶつかり合いが事前に予告されていた。これについて滝沢は「見ている方が楽しんでもらえれば。4人でやるものなので麻雀は」とあくまでクールに、しかし口元はにこやかに、この対決についての思いを語った。
ファンに対して滝沢は「この間チームの決起会で、おいしい上海ガニを食べて、そのおかげで勝つことができました。1勝1勝が本当に嬉しくて、まだまだ序盤ですけど、気を緩めずに頑張っていきたいと思います」と語り、謙虚に今後の戦いに向け、“がらくたポーズ”でインタビューを締めた。この裏話に視聴者のコメント欄では「二本指はカニ」「カニポーズｗ」と笑いが起こった。
“タキヒサ”と“ルミアキ”の第1ラウンドを制した滝沢には、その後も「トークもイケメン」「いやあ、タッキーコナミ来てくれて良かった」「ほんっとイケメンやな！」と賛辞が続き、視聴者は滝沢の次回登板を心待ちにしていた。
【第1試合結果】
1着 KONAMI麻雀格闘俱楽部・滝沢和典（連盟）6万2600点／＋82.6
2着 EX風林火山・二階堂亜樹（連盟）1万7700点／▲2.3
3着 TEAM雷電・本田朋広（連盟）1万3900点／▲26.1
4着 U-NEXT Pirates・石橋伸洋（最高位戦）5800点／▲54.2
※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ（各16試合）、さらに上位4位がファイナルシリーズ（12試合）に進出し、優勝を争う。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）
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