藤井聡太三冠、最年少四冠かけた一局は「角換わり」1日目午前中で64手目まで進むスピード進行、中盤の難所に突入/将棋・竜王戦七番勝負
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 将棋藤井聡太三冠(王位、叡王、棋聖、19)が11月12日、竜王戦七番勝負第4局で、豊島将之竜王(31)と現在対局中だ。藤井三冠が勝てば、史上最年少での四冠達成となる一局だが、注目の戦型は角換わりに。お互い序盤の研究の深さにも定評があるが、先に主導権を手にするのはどちらの棋士か。

【中継】第34期 竜王戦 七番勝負 第四局 1日目 豊島将之竜王 対 藤井聡太三冠

 両者の対戦は、今年度だけで15局目。うち14局はタイトル戦で、お~いお茶杯王位戦七番勝負、叡王戦五番勝負、そして竜王戦七番勝負という3つのタイトル戦を合わせて「十九番勝負」とも呼ばれている。14局の成績は藤井三冠が6連勝を含む11勝3敗と圧倒している。ともに居飛車党だが、戦型は相掛かり8局、角換わり6局の2択。本局でもこのどちらかが選択されると予想されていたが、角換わりが選ばれた。研究が進んでいることもあってか、1日目の午前中から指し手は早く、昼食休憩までに64手目まで進み、中盤の難所を迎えている。

 公表されている今年度の成績で、藤井三冠は39勝7敗、勝率.8478。7敗のうち3敗が豊島竜王に喫したもの。豊島竜王は17勝16敗、勝率.5151。高勝率を誇ってきた豊島竜王にしては物足りないように見えるが、16敗中11敗が藤井三冠によるもので、それを抜けば17勝5敗、勝率.7727の好成績。藤井三冠一人に苦しめられていることがよくわかる。

 藤井三冠は本局に勝利すると、史上初の10代四冠となり、同時に序列1位にも立つ。豊島竜王がこれを阻止し、無冠の危機を脱するには、七番勝負では史上3例目となる「3連敗4連勝」が必要だ。

 持ち時間は各8時間の2日制で、先手は豊島竜王。ABEMAでは、この対局を終了まで生放送する。また、カメラ視点を切り替えられるマルチアングル放送も実施している。

【昼食の注文】

豊島将之竜王 地魚の刺し身御膳 藤井聡太三冠 手毬寿し御膳

【昼食休憩時の残り持ち時間】

豊島将之竜王 6時間18分(消費1時間42分) 藤井聡太三冠 6時間51分(消費1時間9分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)

【中継】第34期 竜王戦 七番勝負 第四局 1日目 豊島将之竜王 対 藤井聡太三冠
【中継】第34期 竜王戦 七番勝負 第四局 1日目 豊島将之竜王 対 藤井聡太三冠
【中継】第34期 竜王戦 七番勝負 第四局 1日目 豊島将之竜王 対 藤井聡太三冠(マルチアングル放送)
【中継】第34期 竜王戦 七番勝負 第四局 1日目 豊島将之竜王 対 藤井聡太三冠(マルチアングル放送)
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