チーム西山、予選1位通過!準決勝ではチーム里見と対戦決定 女流棋界2トップの直接対決へ/将棋・女流ABEMAトーナメント
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 女流による早指し団体戦「第2回女流ABEMAトーナメント」の予選Bリーグ第3試合、チーム西山とチーム渡部の対戦が11月13日に放送され、チーム西山がスコア5-3で勝利し、予選Bリーグの1位通過を決めた。これで本戦トーナメント準決勝では、チーム里見との対戦が決定。西山朋佳女流三冠と里見香奈女流五冠、女流棋界を引っ張る2トップのチームの直接対決となった。

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 大黒柱は実に頼りになる。リーダー西山女流三冠が、この試合でも盤上でぐいぐいと仲間を引っ張った。第1局から相手のリーダー渡部愛女流三段とのエース対決になったが、序盤でいきなり先制パンチが当たったところで、チャンスを逃さず圧勝。67手の短手数でこの試合初勝利を持ち帰った。次の出番は第4局。第2局で上田初美女流四段、第3局で山口恵梨子女流二段が敗れ、リードを奪われたところで登場すると、ここで渡部女流三段と再戦。後手番ながら積極的に踏み込むと、今大会の出場選手では最速とも言われる指し手を続けて快勝。終局時には6分47秒も残していた。最後の出番は決定局となった第8局。尊敬する大先輩、中井広恵女流六段との対戦に疲労の中でもうれしさを隠さずに盤に向かうと、他の2局とは異なりじっくりとした将棋に。終盤はもつれかけたが、ここ一番で踏ん張り3連勝を決めた。「本当にぎりぎりの勝負が多くて課題も多く残りました」と試合後には反省を口にしたが、女流棋界では抜けた存在であることが、またも証明される3連勝だった。

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 リーダーの負担を少しでも軽くしようと、2人の仲間も力を尽くした。上田女流四段は、毎局オーダーを選ぶシステムの偶然が重なり、内山あや女流2級と3連戦。まず第2局でぶつかり序盤からリードを奪ったものの、終盤で若さ溢れる追い込みをまともにくらい逆転負け。「相手というよりも自分が酷すぎた」と反省すると第6局、第7局は連戦。3局全てで四間飛車・穴熊を採用するなど、先輩としての意地も貫き通すと、力強く連勝した。山口女流二段は、レジェンド中井女流六段と2連戦。第3局では対抗形からの相穴熊から接戦になったものの惜敗。第5局でも対抗形から接戦にはなったものの、最後の勝負どころで突き放されて連敗した。ただ、仲間とともに過ごす作戦会議室ではムードメイクに徹底。「おんぶに抱っこというのは本当にこのこと」と、自身の連敗を反省したものの、本戦での巻き返しを誓っていた。

 西山女流三冠が、ほとんど交流のなかった上田女流四段、山口女流二段を指名したことで結成されたこのチーム。2試合、計15局を共に戦ったこと、また大会に向けて行った練習会によって、長い付き合いよりも濃い付き合いによる結束が生まれている。次のステージに進んだ個性派3人組。最強の敵・里見女流五冠が率いるチームを相手でも、何も恐れずぶつかっていくだけだ。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
 

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