＜大相撲十一月場所＞◇二日目◇15日◇福岡・福岡国際センター
前頭十一枚目・照強（伊勢ヶ濱）が前頭十二枚目・石浦（宮城野）を吊り出しで下し、今場所初白星を挙げた。照強の珍しい決まり手に、実況の清野茂樹アナウンサーも思わず「まるでUFOキャッチャーのようでしたね」とコメントした。
立ち合い頭からぶつかった両者。低い姿勢で頭をつける石浦に対し、照強は肩越しの右上手を取って応戦。その後、素早い動きで照強は両上手を奪取し、前かがみの姿勢になった石浦を力強く持ち上げると、館内は沸き上がった。照強はそのまま攻め続け、最後は吊り出しを決めて勝ち星を挙げた。敗れた石浦は初日から2連敗を喫した。
照強の豪快な吊り出しを受け、ABEMAで解説を務めた元小結の旭道山は「力が強いですね。クレーン車のようでしたね」と一言。これに対し清野アナウンサーは「相手をまるでUFOキャッチャーのような形で持っていきましたね」とユーモアを交えて語った。
その後、旭道山が「でもあまりこのような相撲は、見ないですよね。非常に珍しいです」と口にすると、一方の清野アナは「珍しいですよね。UFOキャッチャー自体も最近あまり見ないような気がしますけれど」とポツリ。しかし旭道山はUFOキャッチャーに親しみがあるようで、「私よくやってます。大好きなんですよ（笑）」と伝えていた。
珍しい決まり手となった一番に、視聴者からも「おおすごい」「吊った～！」「クレーン殺法」といった興奮気味の声が相次いで寄せられた。（ABEMA『大相撲チャンネル』）
