将棋の藤井聡太竜王(王位、棋聖、叡王、19)が11月16日、順位戦B級1組8回戦で、松尾歩八段(41)と午前10時から対局を開始した。13日に竜王を奪取し、最年少四冠を達成、序列1位に立った藤井竜王。中2日置いて、今度は最年少名人へとつながる長時間対局に臨む。A級昇級に向けて、上位2人以内のポジションを維持できるか。
【中継】順位戦 B級1組 第8回戦 藤井聡太竜王 対 松尾歩八段
藤井竜王は7局を消化して6勝1敗の好成績。現在トップは7戦全勝の佐々木勇気七段(27)だが、13人総当たりのB級1組から昇級できるのは上位2人。本局を含めて残り5局を全勝すれば文句なしで昇級する。また、既に2敗は6勝2敗の千田翔太七段(27)だけで、直接対決で勝利すれば、藤井竜王はあと1敗できる余裕が生まれる。また藤井竜王、佐々木七段、千田七段の3人が勝敗数で並んだ場合には、前年成績を元にした順位で上を行く千田七段、藤井竜王の順で昇級する。
藤井竜王には最年少名人の記録更新の可能性が残されている。今期A級昇級を決め、来期A級で挑戦権を獲得、さらに名人奪取に成功すれば、谷川浩司九段(59)が持つ21歳2カ月を更新することができる。現在、タイトル戦に6回出場し、その全てで獲得している藤井竜王であれば、挑戦権獲得までたどり着けば、新たな大記録への期待もさらに膨らむ。
持ち時間は各6時間で、先手は藤井竜王。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)