Mリーグ機構は「大和証券Mリーグ2021」11月19日の第1試合に出場する4選手を発表した。注目は、この日が誕生日のU-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦)。今期5戦して全てトップもしくは2着という「連対」が、この夜も継続されるか。
【中継】大和証券 Mリーグ ドリブンズvsサクラナイツvsABEMASvsPirates
しっかりとした理論と、時に踏み込む力強さを兼ね備えている瑞原は、開幕から4戦連続2着となってから、前回登場に待望の今期初トップ。5戦して3着、ラスなしの安定感は見事だ。個人成績でもトップ10入りを果たし、この試合でも連対すれば、いよいよ3ケタプラスも見える。チームはやや苦戦の6位だが、瑞原が自分の誕生日を祝福するトップを取れば、3人の仲間にも自然と笑顔が増える。
一時の不振を脱して、らしさが出てきたのは赤坂ドリブンズの鈴木たろう(最高位戦)。チームがダントツの最下位に沈んでいたのも、昔の話。仲間とつないだ連勝もあり、リーグ4位まで浮上している。鈴木の独創的な選択は、うまくハマるほど相手が混乱し、さらに大きな加点へとつながる可能性も高い。今夜はその選択がいつ出るか。
好調者2人を相手にするのが、苦しい状況にいる2人。渋谷ABEMAS・日向藍子(最高位戦)は現在個人29位。過去、レギュラーシーズンからファイナルシリーズまで、2年間で全てのステージでプラスしてきたが、今期は序盤からつまずいている。守備的な選手である分、爆発力は他選手ほどではないが、歯を食いしばって少しずつ前へと進む麻雀が、この状況でもぶれずにできれば安心だ。
昨期の個人2位、KADOKAWAサクラナイツの内川幸太郎(連盟)は、まさかの個人31位。不利な展開も多い中、無理せず耐えていることでじりじりとポイントを減らしている感もあるが、攻めても守っても一級品なのが内川の麻雀。攻めの手番が回ってくれば、間違いのない手順で、手牌をさらに高く仕上げていくだろう。
【11月19日第1試合】
赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦) 個人11位 +57.2
KADOKAWAサクラナイツ・内川幸太郎(連盟) 個人31位 ▲156.1
渋谷ABEMAS・日向藍子(最高位戦) 個人29位 ▲143.9
U-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦) 個人7位 +92.7
【11月18日終了時点での成績】
1位 EX風林火山 +513.2(28/90)
2位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +322.9(28/90)
3位 赤坂ドリブンズ ▲19.8(26/90)
4位 渋谷ABEMAS ▲42.3(26/90)
5位 KADOKAWAサクラナイツ ▲54.8(26/90)
6位 U-NEXT Pirates ▲161.8(26/90)
7位 セガサミーフェニックス ▲220.3(28/90)
8位 TEAM雷電 ▲337.1(28/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)





