Mリーグ機構は「大和証券Mリーグ2021」11月22日の第1試合に出場する4選手を発表した。注目は「北陸の役満プリンス」という異名を持つTEAM雷電・本田朋広(連盟)。リーグ最下位に沈むチームを救うべく、久しぶりのトップを手にできるか。
【中継】大和証券 Mリーグ サクラナイツvsフェニックスvs雷電vsPirates
本田は今期からMリーグに参戦。「魅せる麻雀」を掲げるTEAM雷電に加入し、ここまでトップ1回、同点トップ1回と2勝を挙げている。ただチームでプラスしているのは瀬戸熊直樹(連盟)の1人だけで、本田を含めて他の3人が全員マイナス。これではチーム初の優勝はおろか、その前のファイナル進出すらほど遠い。沈滞ムードを吹き飛ばすには、やはり新戦力らしい勢いが必要だ。
同じくリーグ下位に留まるセガサミーフェニックスからは、茅森早香(最高位戦)が出場する。積極的にリーチをかけ、強く戦う姿勢を見せている今期ではあるが、その戦いぶりと結果がまだうまく噛み合わない。打点アップも意識している今シーズンだからこその選択だが、天才とも呼ばれるオリジナル手順でアガリが拾えるようになれば、攻めの手数はさらに増える。
過去3シーズンと比較して、力強さが増しているU-NEXT Pirates・朝倉康心(最高位戦)だが、2回引いたラスが大きく、トータルではマイナス。ただこれも、前に出ているからこその結果。手が縮まる様子もなく、今後も強く打ち続けることだろう。デジタル麻雀に新たな要素が加わり勝てるようになれば、また次のステージに上がることができそうだ。
4人の中で、唯一個人プラスなのがKADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾(協会)だが、実力通りならば個人トップは取れると豪語するだけに、個人12位という現状にはまるで満足しない。チームメイトの内川幸太郎(連盟)が不振を脱し個人連勝も決めたばかり。いよいよ堀も本領発揮のタイミングだ。
【11月22日第1試合】
KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾(協会) 個人12位 +36.8
セガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦) 個人24位 ▲64.3
TEAM雷電・本田朋広(連盟) 個人25位 ▲85.2
U-NEXT Pirates・朝倉康心(最高位戦) 個人21位 ▲54.6
【11月19日終了時点での成績】
1位 EX風林火山 +513.2(28/90)
2位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +322.9(28/90)
3位 KADOKAWAサクラナイツ +72.4(28/90)
4位 渋谷ABEMAS ▲75.7(28/90)
5位 赤坂ドリブンズ ▲75.8(28/90)
6位 U-NEXT Pirates ▲199.6(28/90)
7位 セガサミーフェニックス ▲220.3(28/90)
8位 TEAM雷電 ▲337.1(28/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)





