<大相撲十一月場所>◇九日目◇22日◇福岡・福岡国際センター
前頭十三枚目・豊山(時津風)が寄り倒しで前頭十六枚目・佐田の海(境川)を下した一番で、勝った豊山が土俵下に転落した佐田の海のもとに駆け寄る一幕があった。その姿に視聴者からは「めちゃ優しい」「人柄出た」といった声が寄せられた。
立ち合いの直後、突っ張って攻めて行った豊山は、防戦一方の佐田の海に何もさせず、まわしを取るとそのまま前に出て相手を押し出し勝ち星を決めた。勝負が決した際、敗れた佐田の海は土俵下へと勢いよく落下。だが直後に豊山は急いで駆け寄り、気遣うように手を貸していた。豊山は3勝目を挙げ、佐田の海は3敗目を喫した。
取組終了後、ABEMAで実況を務めた清野茂樹アナウンサーが「かなり勢いよく落ちて行きましたが、大丈夫でしょうか?」とコメントしたが、解説を務めた元前頭の大岩戸は「大丈夫だと思いますけどね」と一言。それから「立ち合いは佐田の海の方がよかったんですけどね。ただ途中、喉輪がいいところに入って、(佐田の海の)腰が浮いたような感じですね。そこで一気にバランスを崩して寄り倒されてしまった」と解説した。
土俵下に落ちた相手のもとへ豊山がすぐに駆け寄ったほっこりとするような光景に、視聴者からは「めちゃ優しい」「友情」「走って助けた豊山愛してる」「人柄出た」といったコメントが相次いで寄せられた。
(ABEMA『大相撲チャンネル』)
2025年11月場所 千秋楽
更新日時:2025/11/23 19:08
※ ○=勝ち、●=負け、□=不戦勝、■=不戦敗




