将棋の棋王戦挑戦者決定トーナメントが11月24日に行われ、佐藤康光九段(52)と郷田真隆九段(50)が現在対局中だ。両者の対戦は本局で62局目を数えたが、序盤から佐藤九段が独創的な指し回しを披露。名勝負を生み出してきた2人の対局は、今回もまた見たことのない世界に突入している。
【中継】棋王戦挑戦者決定トーナメント 佐藤康光九段対郷田真隆九段
タイトル13期で永世棋聖の資格も持つ佐藤九段と、タイトル6期の郷田九段の対局は、これまでに61局あり、佐藤九段が32勝、郷田九段が29勝とほぼ互角。直近では佐藤九段が3連勝し、29勝29敗の五分からやや抜け出した。どちらも50代に入った後でも第一線で活躍。特に佐藤九段は、日本将棋連盟の会長職をこなしながらプレイヤーとしても今期は絶好調。直近10局では9勝1敗の好成績だ。
独特な指し回しでも知られる佐藤九段だが、角交換からダイレクト向かい飛車を選択すると、ここから見たこともないような攻めを展開。守りに使うと思われた銀を5手連続で郷田陣に向けて進める奇襲。これに郷田九段がどう対応するかが、序盤から中盤にかけての大きなポイントとなりそうだ。
持ち時間は各4時間で、振り駒の結果、先手は郷田九段。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【昼食の注文】
佐藤康光九段 チキン山椒焼き+納豆 郷田真隆九段 五目炒飯
【昼食休憩時の残り持ち時間】
佐藤康光九段 3時間9分(消費51分) 郷田真隆九段 3時間4分(消費56分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)