“会長”佐藤康光九段、最終盤で大逆転勝利 郷田真隆九段下す 挑戦権獲得まであと2つ 年度勝率も7割超え/将棋・棋王戦挑決T 将棋 2021/11/24 20:39 拡大する 将棋の棋王戦挑戦者決定トーナメントが11月24日に行われ、佐藤康光九段(52)が郷田真隆九段(50)に138手で勝利、渡辺明棋王(名人、王将、37)への挑戦権まであと2勝と迫った。【中継】棋王戦挑戦者決定トーナメント 佐藤康光九段対郷田真隆九段 両者間では通算62局目となった一局は、角換わりから佐藤九段がダイレクト向かい飛車を採用。対抗形になると、守りに使うはずの銀を早々に前線に出す奇策。佐藤九段らしい独創的な指し手を見せた。形勢としては郷田九段が有利、さらには優勢で進めていたものの、両者ともに持ち時間がほぼなくなった最終盤で、郷田九段の指した一手を契機に、形勢が大逆転。一瞬で勝勢になった佐藤九段が、好機を逃さず勝ち切った。 続きを読む