将棋の叡王戦段位別予選(七段戦)が11月25日に行われ、高見泰地七段(28)が佐藤和俊七段(43)に91手で勝利した。高見七段は午後2時から、Aブロック準決勝で阿部健治郎七段(32)と対戦する。
高見七段の先手で始まった一局は、高見七段が矢倉に構えると、振り飛車党の佐藤七段が居飛車のまま雁木を採用。互角の序盤から中盤にかけて、少しずつ抜け出した高見七段は、佐藤玉の玉頭付近、さらには2筋からの攻めが成功。優勢になってからはほぼ持ち時間を使わずノータイムでの指し手を繰り返し、快勝を収めた。
叡王戦は四段から九段までに分かれた段位別予選を行い、12人が通過。シード棋士4人を加えた16人で本戦を戦う。49人が参加する七段戦はA、Bの2ブロックに分かれて行われ、それぞれ優勝者が本戦に出場する。前期から不二家が主催となり、対局時には栄養補給のためのお菓子ボックスが設置されている。現在のタイトル保持者は藤井聡太叡王(竜王、王位、棋聖、19)。
(ABEMA/将棋チャンネルより)