目指せ、夢の三冠王!伊達朱里紗、3連勝で個人記録独り占め「伊達ちゃん」もしっかりトレンド入り/麻雀・Mリーグ
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 新人がここまでの活躍を見せるとは、誰が想像できたか。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2021」11月25日の第1試合、KONAMI麻雀格闘倶楽部・伊達朱里紗(連盟)が逆転トップを決め、個人3連勝。これで伊達はこの日の日程終了時点で個人成績1位、最高スコア1位、4着回避率1位タイとなり、3部門全てでトップに。前回登板に続き「伊達ちゃん」はTwitterのトレンド入りを果たした。

【動画】個人三冠に立った伊達朱里紗

 この試合は赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)、伊達、U-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦)、TEAM雷電・黒沢咲(連盟)の並びでスタートした。伊達は東1局、そして東2局と連続で放銃に回り、一時は1万点台のラス目に転落してしまう。しかしここまで2連勝中、いまだラスなしの注目ルーキーは生命力が違った。南1局3本場に満貫のアガリで戦線復帰を果たすと、南2局の親番も3000点を加点。その後、親は流れたものの、南3局2本場に大チャンスが到来する。

 赤が2枚、満貫以上がはっきりと見える配牌をタンピン形へとまとめ上げ、8巡目に先制リーチ。これをツモってリーチ・ツモ・タンヤオ・平和・赤2の1万2000点(+600点、供託1000点)をもぎとり、一気にトップ目へ立った。南4局は1巡目から中をポン、さらに白をポンしてくっつきのイーシャンテンとすると、すぐに1索単騎待ちのテンパイ。その後も待ちを変え、最終的には親の黒沢からのリーチを振り切ってツモアガリ、これで個人3連勝、個人成績タイトル3部門で首位に躍り出た。

 勝利者インタビューに登場した伊達は「東場は3着になれたら御の字かなという展開だったので、安心感のほうが大きいです」と笑顔を見せた。試合前の時点で、この試合トップならば個人スコアで首位に、また2着でも素点次第ではやはり首位に立てるということに「気付いちゃったから、若干(意識は)ありました」と、試合前の心持ちを明かした。

 結果は見事にトップ、個人成績はタイトル3部門を独占となり、伊達は「そんなことあるんですね、ビックリです」と謙虚に語り、「夢の三冠王に向けて、チームのスコアを大事に引き続き頑張りたいという思いです。でも三冠王、ちょっと取りたい」と人懐っこい笑顔を見せ、これにはコメント欄にも「ちょっとなのw」「とったれとったれ」と、笑いとエールが混じった声が連投された。

目指せ、夢の三冠王!伊達朱里紗、3連勝で個人記録独り占め「伊達ちゃん」もしっかりトレンド入り/麻雀・Mリーグ
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 登板する度にドラマティックな戦いを見せ、前回の最高スコア更新に続き、この日も「伊達ちゃん」はTwitterでトレンド入りを果たした。最後は“がらくたポーズ”で締めくくったが、これには実況の日吉辰哉(連盟)は「伊達さんの“がらくた”ポーズは板に付いてないですね」と感想を述べ、解説の渋川難波(協会)は「ほっこりしますね」と伊達の初々しさに癒されていた。

 デビュー間もない新人が破竹の勢いで連勝、ポイントを積み重ねている。視聴者はインタビューが終わっても「ガチつえー伊達ちゃん」「好きーーーーー!!!!!」と声援を投げかけていた。

【第1試合結果】

1着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・伊達朱里紗(連盟)3万9600点/+59.6
2着 U-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦)3万200点/+10.2
3着 赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)2万3900点/▲16.1
4着 TEAM雷電・黒沢咲(連盟)6300点/▲53.7

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
ABEMA/麻雀チャンネルより)

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【動画】伊達朱里紗、勝利の儀式「ウイニング水飲み」
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