将棋の叡王戦段位別予選(九段戦)が11月26日に行われ、木村一基九段(48)が行方尚史九段(47)に105手で勝利した。木村九段はBブロックの準決勝に進出した。
同学年でもあり、日頃からプライベートでも交流がある両棋士の対決は、木村九段の先手番から相掛かりの出だしに。行方九段が5筋を中心に攻めてきたところをうまく受け止めると、攻めの手番が回ってきてからは鋭い手の連続。逆に5筋にいた行方玉を頭から攻め立て、勝負をつけた。
叡王戦は四段から九段までに分かれた段位別予選を行い、12人が通過。シード棋士4人を加えた16人で本戦を戦う。30人が参加する九段戦はAからCまでの3ブロックに分かれて行われ、それぞれ優勝者が本戦に出場する。前期から不二家が主催となり、対局時には栄養補給のためのお菓子ボックスが設置されている。現在のタイトル保持者は藤井聡太叡王(竜王、王位、棋聖、19)。
(ABEMA/将棋チャンネルより)