軍師・勝又健志、個人トップ返り咲き 松本吉弘を4度まくる“妖術”にファン「本物のプロ」/麻雀・Mリーグ
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 相性の良いライバルを相手に逆転、軍師の“妖術”がこの日も繰り出された。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2021」11月26日の第1試合、EX風林火山・勝又健志(連盟)がダントツのラスで迎えた親番で猛反撃、逆転トップで今期6勝目。個人成績もトップ返り咲きとなった。

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 この試合はセガサミーフェニックス・近藤誠一(最高位戦)、KADOKAWAサクラナイツ・沢崎誠(連盟)、渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)、勝又の並びでスタートした。試合は松本がスタートダッシュを決め、さらに勝又は東3局に近藤へ満貫を振り込み、持ち点は箱下近いところまで落ち込んでしまう。

 勝又は東4局、親でドラ2の手から發をポンすると、周りから手を読まれないよう、また少しでも鳴かれないように切る順番を工夫し、牌を絞らせ、アガリはなかったもののテンパイ連荘に成功。これの甲斐あって1本場、リーチ・ツモ・ドラ・裏ドラの1万2000点(+300点、供託1000点)のアガリとなり、息を吹き返した。

 今期これまで、勝又は先行する松本を追いかけ、3度も逆転に成功。それだけに、こうなればこの試合も同じとなるイメージが生まれる。勝又は南4局の親番で8巡目にリーチをかけると、これをハイテイでツモってリーチ・ツモ・平和・ハイテイ・赤・ドラ、1万8000点の親跳満を決め、逆転トップをゲットした。

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 勝利者インタビューでは相性の良い松本との対戦について「そうですね、あまり…(意識はしなかった)。どうしてもトップを取ろうと意識はしないで、チームに貢献できるように2着でもプラスできたらいいなと思っていた」と語った。しかし実際、松本をまくってトップはこれで4度目だ。勝又の前に2着でインタビューを受けた松本は「(この展開は)ないね。何点あればいいのよ、みたいな」とゲンナリ。勝又の親跳満が生まれた南4局、ハイテイをずらせる道もあったと振り返りながら、それでも「しょうがないですね」と勝又の強さに脱帽といったところだった。

 このトップでチームはまた大きくポイントを伸ばすと同時に、勝又は個人成績での首位もチームメイトの伊達朱里紗(連盟)から奪還。これには「チームに貢献できているということ、すごく嬉しいです」とほほ笑んだ。ただそれに付け加える形で「意識して選択が変わってしまうと良くない。1試合1試合、集中して頑張っていきたい」と非の打ち所がないコメント。目下、現役最強クラスと呼べる勝又の戦いぶりに視聴者は「本物のプロ」「勝又MVPきそうやなぁ」「やっぱ最強は言うことが違うなw」とコメントを連投し、たとえ劣勢であってもトップが狙える強さに、信頼を寄せていた。

【第1試合結果】

1着 EX風林火山・勝又健志(連盟)3万6000点/+56.0
2着 渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)3万3900点/+13.9
3着 セガサミーフェニックス・近藤誠一(最高位戦)3万1100点/▲8.9
4着 KADOKAWAサクラナイツ・沢崎誠(連盟)-1000点/▲61.0

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)

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