将棋の朝日杯将棋オープン戦二次予選が11月29日に行われ、梶浦宏孝七段(26)が佐藤康光九段(52)に131手で勝利、本戦出場を決めた。
近年では竜王戦での活躍が目覚ましい梶浦七段だが、本局では日本将棋連盟の会長として忙しい中、年度勝率7割超えと絶好調の佐藤九段と、昨期の竜王戦本戦以来となる対局。出だしこそ角換わりになったものの、後手の佐藤九段が居飛車からの棒銀に進むかと思われたところから、一転して向かい飛車に移行する“幻術”を披露。ただ、これに慌てることなく、少しずつポイントを稼いでいくと、佐藤陣の銀冠の攻略にも成功。相手の粘りもしっかり振り切り、快勝を収めた。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。藤井聡太竜王が3回優勝したことでも知られている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)