片頭痛で経済損失が2兆円!? 医師「たかが片頭痛と言わずちゃんと向き合って」
番組をみる »

「まだ痛い左側… 片頭痛歩くと痛い」
「久々にすごい片頭痛で左のこめかみの血管切れるかと思った。めっちゃ痛かった」

 日本人の約840万人が抱え、悩みの種となっている「片頭痛」。身体のリズムを一定に保つセロトニンという物質が季節の変わり目や環境の変化などで、低下することによって起きると言われている。また、片頭痛を抱えている人のうち、寝込むなど日常生活に支障をきたす人の割合は約70%にのぼるとも言われている。

【映像】“たかが片頭痛”で経済的損失2兆円?

 その一方で「たかが頭痛」と思っている人も少なくはない……。埼玉国際頭痛センターでセンター長を務める坂井文彦医師は、片頭痛を病気と認識していなかったり、市販の鎮痛剤で対処したりする人が多く、医療機関への受診率は30%以下にとどまっていると警鐘する。

「たかが頭痛よく言われるんですね。でも、そうではないということが最近よく分かってきました。日常生活、社会生活、特に仕事ですね。育児も含めて勉強もそのようなことに非常に大きな障がいをきたしているといったことがわかってきました」(以下、坂井文彦医師)

片頭痛で経済損失が2兆円!? 医師「たかが片頭痛と言わずちゃんと向き合って」

 「たかが片頭痛」と揶揄される一方で、実は、片頭痛が経済に与える損失が大きいと坂井医師は分析する。

「休んだとか早退遅刻では仕事にならないわけなんですけども、会社にいろいろ言われないように頑張って行っても、結局は生産性が上がらないとか、仕事にならないとか能率が上がらないなどが起こります。そのような経済的損失を計算すると、一人当たり年間25万円、そういった損失があったという結果が出てます。これは、日本中で合わせると経済的損失が2兆円ということになります」

 従業員のパフォーマンス低下にもつながり、莫大な経済損失が出てしまう片頭痛――。そんな、従業員の“片頭痛の悩み”に向き合う企業も出てきているという。

片頭痛で経済損失が2兆円!? 医師「たかが片頭痛と言わずちゃんと向き合って」

 富士通では従業員の健康支援の一環として、2020年度から「頭痛プロジェクト」を始動した。その内容は、eラーニングによる頭痛に対する知識の習得、頭痛に悩む希望者が専門医に相談できる頭痛相談、職場環境作りなど様々だ。

 2020年12月時点では従業員の9割がeラーニングの受講を終え、72.8%が「頭痛に対する考え方・印象に変化があった」、75.8%が「頭痛のある同僚への接し方が変わりそう」と答えている。

 「片頭痛」を「たかが片頭痛」と言わず、ちゃんと向き合うためにも専門医を受診するなどして自分にあった治療法を知ることが大事だと坂井医師は話す。

「片頭痛に対する理解が少ないか、ほとんどの方が我慢している。我慢の国民性と言いますか。良いところもあるんでしょうけども、損な所もずいぶんあるというということが最近の調査で分かってきたので、情報を集めて治療法を良く知って頂きたいと思う」(『ABEMAヒルズ』より)

“片頭痛”で経済的損失2兆円!?
“片頭痛”で経済的損失2兆円!?
「男性更年期障害」うつ病の可能性も
「男性更年期障害」うつ病の可能性も
なぜ? 極端に低い日本の「R数値」
なぜ? 極端に低い日本の「R数値」